里山の田と森の自然の体感 無事終了しました!
爽やかな八ヶ岳を舞台とした7月の体験研修は、無事終了いたしました。
お天気にも恵まれ、美しい里山と雄大な自然の中、自然のめぐみと生物多様性をリアルに体感できたのであれば幸いです。
プログラム参加のみなさま、スタッフのみなさん、お疲れさまでした、そしてどうもありがとうございました。
行き届かない点もございましたが、皆様のご助力を頂き、とても楽しい時間を過ごすことができました。
体験研修では、田んぼでのいきもの調査や、専門ガイドによる森での五感体験と希少なヤマネとの出会い、アニマルパスウェイ見学(車中より)や講義を通じて、多様な自然の姿や、生物のかかわりあい、生物が長い時間をかけて積み上げてきた「生物貯金(資本)」に私たちは支えられている事、さらには参加者同士でその学びを共有し伝える時間を持てたことも、代えがたい経験であったと思います。
五感を通じた自然の「ゆらぎ」の体感と学びの時間
プログラム初日は、午前のオリエンテーションとアイスブレイクにはじまり、午後からは田んぼと水路の生きもの観察を行いました。
実際に網で生きものを捕り観察することで、見慣れた風景の中に、小さな生きものたちの世界が広がっていることを体感できたのではないでしょうか。
その後は、八ヶ岳山麓の森に昼と夜に訪れました。かわいいヤマネとの出会い、鮮烈なモミの香り、オーケストラの様に重層的で豊かな風や鳥や虫の音、雨上がりの森林の驚くほどの保水力、足の裏に伝わる葉っぱや土の柔らかさ、昼のこもれ陽と夜の木々の絵画のようなシルエット、満点の夜空の下でのひとり静かなひと時など、その場所、その瞬間でしか体験できない、特別な時間を過ごして頂きました。
翌日の講義では、「いきもののおもしろさと生物多様性」や「日本的自然観」について学びました。
さらに、受講者同士での発見や気づき、学びを共有し、その学びを次のステージにつなげる、ふりかえりの時間を設けました。
この八ヶ岳研修では、全身を通じで自然を体感できるよう、講師・スタッフ一丸となり準備させて頂きました。今後とも、よりよいプログラムを目指して、精一杯の努力をしていく所存です。
今回の八ヶ岳での第1回体験研修は終了しましたが、一連の【企業人のための環境セミナー2022】 では、今後もさまざまなプログラムを開催します。
次のセミナーは、8月のオンライン講座(無料)です。体験研修も9月には日帰りで、二子玉川で実施します。
◇詳細はセミナーの告知のページをご覧ください。
◇お申し込みはPeatixからです。
生物多様性の保全にはさまざまな人の参画が不可欠です。生物多様性・環境教育などにご興味のある一般の方も、この機会にぜひ受講ください。皆様のご参加をお待ちしております。