ネイチャーポジティブへの道
2023年12月5日、経団連自然保護協議会の年次シンポジウムが経団連会館で開催されました。
「COP15から1年 - 日本経済界の進展とネイチャーポジティブに対する期待」というテーマのもと、東京都市大学の涌井史郎特別教授の基調講演や、生物多様性と経済の調和を図るためのパネルディスカッションが行われました。
交流とインスピレーションの場
当会は交流会で、ヤマネ・いきもの研究所の取り組みを紹介しました。
また、代表理事の湊のスピーチで、人材育成やOECMによるネイチャーポジティブの実現に向けた提案も示しました。
実際のプロジェクト例として、人材育成として、「体験」×「知識」×「ふりかえり」×「ワークショップ」×「ICT」を組み合わせた環境教育セミナーや、道路開発とヤマネ保護を結び付ける取り組みで、国際的な認知を得ている事も紹介しました。
ヤマネを通じて企業林をOECMで保全
私たちは、企業林を生物多様性の保全のためのOECM(その他の有効な地域ベースの保全措置)として活用する提案を行いました。
この取り組みは、ヤマネを通じて、企業が生物多様性の保護に直接貢献する新たな方法を提供します。
ヤマネ保護を軸とすることで、企業林をOECMとして活用することが、持続可能な自然保護と企業の社会的責任を結びつけ、自然との調和を実現します。
シンポジウムについて
このシンポジウムは、環境省が事務局を務める2030生物多様性実現日本会議と共催され、サステイナブルな経済社会の実現に向けた企業の役割と責任に焦点を当てています。
私たちは、こうしたコミュニティを通じて、より緑豊かな未来を築いていく一助になりたいと考えています。
経団連自然保護協議会について
経団連自然保護協議会は経団連の主導で立ち上げられ、自然保護活動に力を入れています。
この協議会の取り組みは、NGOが行うプロジェクトへの支援、企業の意識向上のための啓発活動、そして生物多様性を守る政策への提案など、三つの重要な柱に支えられています。
これらの活動についてさらに知りたい方は、以下のリンクから情報を得られます:https://www.keidanren.or.jp/kncf/.